ヤマハマリン北海道製造株式会社

トップ / 採用情報 / 匠の伝承

匠の伝承

漁船造りはプロの技の見せどころ

漁船はお客様の要望をお聞きしながら作りあげる「一品物」が大半。
FRP(強化プラスティク)漁船を製造する為には、木を組み合わせて「木型」を作り、木型にクロス・マットを積層し「生産雌型」を作る所から始まります。

生産雌型に漁船の船体の外観上の色となるゲルコートを吹き付け、その後、強度部材や船体そのものとなるハル部分の積層をしていきますが、一番元となる木型に少しでもひずみやゆがみがあれば、船自体がゆがんだ物になってしまいます。

全長20メートル以上、高さ4メートル以上の家よりも大きな木型ですが、たった数ミリの誤差も許されない精巧な作りが要求されます。
また、同じ船体であってもお客様の要望によって全長を伸ばす事や、お客様毎に取り付ける装備なども変わってきますので、「最初から最後まで全く同じ漁船」というのは、ほぼ存在しません。
さらに、これらのお客様の要望にお応えする「特艤」(特別な艤装)は、当然「型」は存在しませんので、現場で「どうやって作るか」を考えながらの作業となります。

そのため、漁船造りは「想像力」「現場対応力」(現場に有る物の中から何をどう使って対応するか など)に加え、確かな技術力が無ければお客様のご要望にお応えする事は出来ません。
漁船造りの現場では、「匠」の技が永年に亘って継承され続けています。
たゆまぬ努力と経験に裏打ちされた「匠」の技なくしては漁船は生まれません。
ヤマハ品質の漁船製品を生み出すため、プロフェッショナル集団で有り続ける事が求められています。

世界のヤマハの品質

こうして出来上がった製品は、ヤマハブランドの商品として、日本全国のお客様の手に渡って行きます。
ヤマハマリン北海道製造株式会社では、「YAMAHA」の名に恥じない様に、さらには「YAMAHA」のブランドイメージを高めるために、設計・開発・製造・販売の各部門が一体となり、より良い製品をお届けできるよう努力を重ねています。

代表する匠